一つの値が変わると、それにともなってもう一つの値が変わる。そのような関係をもつものは世の中にたくさんあります。
そのうち最も基本的なものが比例、そして反比例です。
式、表、グラフの3つで関連させて考えることができれば、理解できていると言えます。
座標や変域の考え方も、苦手な生徒が多いところです。初めからしっかり理解しておきたですね。
比例の基本のプリントです。 ・ xの値を2倍、3倍・・・にするとそれにともなってyの値も2倍、3倍になる。 ・ y=ax (yはxに決まった数をかけて求めることが出来る) ・ aを比例定数という。 ・ yがxに比例するとき、比例定数はy÷xで求めることが出来る。 ・ x=1のときのyの値が比例定数である。
一方の値と他方の値の対応関係をしっかりつかみたいところです。
比例の基本のプリントです。 この手の問題は非常によく出題されます。 文字の式のつくり方がわかっていれば大丈夫です。
比例するかどうか判断がつかない場合は、表をかいてみることをお勧めします。 x=1のときの計算、x=2のときの計算がすべて同じ形になるということを理解できます。 また表をかくことで、xが2倍、3倍になるとyが2倍、3倍になるかを確かめることも出来ます。
変域と比例の式を求める問題です。 1の変域の問題は、答え方が分からないかもしれません。 その意味でちょっと分かりづらい問題です。 でもぜひ意味を言えるようになって欲しいのです。
3のタイプの問題は、 私は「暗算で出せるものは積極的に暗算で出しなさい」と指導しています。 そのほうが比例の関係をつかみやすいし、 体になじませることができます。
代入して解くやり方も大事です。 しかし、安易にパターン化して覚えさせると、 比例の意味を考えなくなってしまいます。 それは避けなければなりません。
座標はしくみが分かれば非常にやさしいところです。 反対にここがしっかり分かっていないと、 あとでグラフをかくときに非常に苦労します。
比例が苦手で・・・という生徒が 座標のしくみがよく分かっていなかったということが 何度もありました。 (x座標,y座標)の順に並んでいることを しっかり覚えて欲しいと思います。
比例のグラフのプリントです。 簡単にかく方法もありますが、 最初のうちはまず表をかいて、 表をもとにしてグラフかくのが良いと思います。 そのうちに慣れてくると、 簡単なかき方を自分で法則化することができます。
反比例の基本のプリントです。 xとyの値をかけると一定になる、 というのがイメージをつかみやすいと思います。 式に書くときは一般に y=a/x となります。
反比例の式とグラフのプリントです。 グラフは、まず表をかきます。 xとyがともに整数となる点をとり、 双曲線をかきます。
比例と反比例の利用のプリントです。 いわゆる応用問題です。 苦手な生徒が多くなります。 コツは、型に当てはめて解こうとするのではなく、 文章の状況をちゃんと想像して、 表をかいてみて考えることです。 そうすると、比例の関係なのか、 反比例の関係なのかが見えてきます。 この作業を繰り返して初めて、 すらすら解けるようになります。 3の(2)の問題は難問です。 表をかいて考えてみよう。
© 2022 study-x.com